1974年4月、「大阪友好の船」が上海に到着し、沿道を埋め尽くす上海市民の大歓迎を受けました。船には、女子バレーボールチーム、囲碁棋士、議員、労働団体等多彩なメンバーが乗船しており、大阪と上海の市民交流がさまざまな分野でスタートしました。
あれから50年、本年は、大阪市・上海市友好都市提携50周年の記念すべき年にあたります。私たちはこれまで培った友好を礎に、新たな歩みを踏み出す年となるよう、「日中平和友好コンサート」を開催します。
コンサートでは、大阪出身の歌手 浅田あつこさんと、中国民族管弦楽学会常務理事で柳琴・阮奏者としても有名な呉強さん、そして上海音楽学院の若手奏者でつくる金豈楽団が共演します。
また、次世代の若者が世界に羽ばたくことを応援するため、今回、浅田あつこさんの舞台衣装は、大阪府立泉尾工業高校ファッション工学科の学生がデザインしました。
2010年上海万博「なにわの日」(7月28日)、万博会場内のひろばを埋め尽くした大盆踊り大会でも日中友好に多大な尽力をいただいた作詞家もず唱平氏の発案と支援、大阪市及び上海市の民間交流ネットワーク、音楽関係者及び日中双方でこれまで交流事業を支えてこられた有志のみなさんのご協力で、本コンサートは開催されます。
大阪・関西万博開幕が近づき、より多くの中国・上海の皆さまに大阪へお越しいただけるよう、コンサートの最後には、大阪・関西万博のプロモーションも予定しています。
1 開催内容
(1)開催日時
2024年12月5日(木曜日) 午後6:00開場、6:30開演 8:30閉演
(2)開催場所
上海世博会博物館
上海市黄浦区蒙自路818号(地下鉄13号線「世博会博物館」駅前)
(3)出演者
浅田あつこ/呉強/上海音楽学院 金豈楽団 ※写真・プロフィール別紙
(4)入場者数
約280名
(5)参加料
無料
(6)申込方法
※表題は「コンサート申込」としてください。
※定員になり次第受付を終了します。
2 主催者等
(1)主催者
「日中平和友好コンサート2024」実行委員会
特定非営利法人 大阪府日中友好協会、上海市人民対外友好協会、特定非営利法人 アジアフレンドシップウェイブ、株式会社 徳間ジャパンコミュニケーションズ、株式会社 デカナル
(2)後援
在上海日本国総領事館、中華人民共和国駐大阪総領事館、大阪府、大阪市
(3)協力
上海音楽学院、上海世博会博物館、一般財団法人 大阪国際経済振興中心上海代表処
公益財団法人 大阪産業局上海代表処
3 問い合わせ先
NPO法人 大阪府日中友好協会(担当:大野)
〒543-0052 大阪市天王寺区大道5-4-6 大阪スカウト会館2F
電話番号:+81-6-6770-0080
E-mail:jcf@mail.infomart.or.jp
【参考】
大阪市・上海市友好都市提携50周年記念事業
「日中平和友好コンサート2024」プログラム(予定)
18:00開場
時間 | 出演者・歌唱/演奏曲 等 |
18:30 | 開幕
≪阮(ルアン)≫1曲 金豈楽団 |
18:40 | オープニング
・司会者よりコンサートの主旨説明 ・主催者あいさつ |
18:50 | 浅田あつこ公演 浅田あつこ
①「道行き」 ②「先に惚れたら損をする」 ③「鯨(いさな)の浜唄」 ④「三年たったらここで・・・」 ⑤「海峡雪しぐれ」 ⑥「河内おんなのバラッド」 ⑦「道行き」(中国語バージョン) |
19:30 | 中国伝統楽器の演奏 呉強・金豈楽団
① 四重奏「四个瞬间」 ② 呉強と楽団「花下醉」 ③ 金豈楽団「丝绸之路」 |
20:00 | 日中共演 浅田あつこ・呉強・金豈楽団
① 「永遠の月光(月亮代表我的心)」 ② 「海はふるさと(大海啊故乡)」 |
20:15 | 大阪関西万博のプロモーション |
20:30 | 閉会 |
浅田あつこ プロフィール
浅田あつこ
ASADA ATSUKO
愛称・・・あんち
出身地・・・大阪府
誕生日・・・1月24日
血液型・・・A型
趣味・・・料理/道の駅めぐり
特技・・・空手(初段)お琴,書道
好きな食べ物・・・肉,にんにく
1994
「想い花」でデビュー 大阪戎橋にて突撃ライブを行う
1995
・小豆島発「演歌ルネッサンス95」新人歌謡大賞受賞
・サンテレビ「菊水丸・TVカラオケ勝ち抜き選手権」MCを務める
1996
・春日八郎 奨励賞受賞
・板橋新人音楽祭secondシングル「さよならのない別れ」最優秀賞受賞
・ラジオ大阪「浅田あつこのヤル気マンマン」スタート
・関西テレビ「真夜中市場」レギュラー出演スタート
・NHKドラマ「ふたりっ子」出演
・朝日放送 裸の大将「清の湯煙り素麺」準主役
1997
・五木ひろし「歌・舞・奏スペシャル」大阪新歌舞伎座公演 ゲスト出演
1998
・朝日放送「おはよう朝日です」レポーターとしてレギュラー出演スタート
・朝日放送「新・部長刑事アーバンポリス24」朝倉五月(刑事)役にてレギュラースタート
・朝日放送 ドラマ「土曜ワイド劇場」出演
1999
・大阪新歌舞伎座 「鳥羽一郎・山川豊 兄弟特別公演」歌,芝居にて出演
2009
・15周年記念曲「鯨の浜歌」リリース後和歌山県「太地町 観光大使」任命
2011
・「三年たったらここで・・・」日本作曲家協会オリジナルソングコンテストグランプリ受賞曲
2018
・25周年記念曲 第一弾「いさりび鉄道」リリース後「函館観光大使」任命
2024
・30周年記念曲「道行き」「でっかい男の女房」発売
<出演番組>
NHK 歌謡コンサート
NHK新・BS日本のうた
ラジオ大阪「金曜19時の生歌」
ラジオ大阪「歌は世につれ・・・歌好きドン!」
有線ラジオ「演歌ステーション」
呉強 プロフィール
呉強氏は上海出身で、祖先の故郷は浙江省鄞県。現在、上海音楽学院民族音楽学部の教授および博士指導教員であり、学院の学術委員会委員でもある。中国民族管弦楽学会常務理事、全国柳琴専門委員会副会長、上海音楽家協会民族管弦楽専門委員会会長。これまでに上海市優秀教師賞、上海市三・八赤旗手、上海宝鋼優秀教師賞、上海市芸術人材賞を受賞している。
1987 年、柳琴専攻本科を卒業後も本校に在籍。 2002年、民族音楽指揮専攻研究生を卒業し、我が国で初めて民族音楽指揮の修士号を取得した。彼女は全国民族楽器弾奏類(柳琴、阮)専攻において最も影響力のある演奏家の一人であり、我が国の専門音楽学校における民族楽器弾奏類(柳琴、阮)の初の専門教授兼博士指導者でもある。
中国楽器弾奏類演奏の分野において、彼女の演奏スタイルは自由でのびやか、心地よいもの。 16歳の時、文化省主催の第1回全国民族楽器コンクールで「最優秀賞」を受賞した。それ以来、多くの賞を受賞し、「剣器」、「沂河に春が来る」、「中国柳琴名家名曲」、「毕兹卡の祝賀会」、「花」、「あの遥か遠くの場所で」「中国古典民族室内楽」「融」などの柳琴、中阮の独奏、民族室内楽と管弦楽で編成したアルバムなど10種類以上を出版している。これまでに演奏してきた数多くの柳琴、中阮、指揮者の作品は、業界における演奏指導モデルとなっている。
中国第二世代民俗楽器指揮者として、その指揮スタイルは簡潔、洗練、おしゃれなことで知られており、学院が送りだした指揮者の中でも傑出した代表格である。彼女は、中央民族楽団、上海民族音楽楽団、アモイ中央楽団、浙音天音民族楽団を何度も指揮し、国家大劇院、上海大劇院、香港大会堂等重要な公演会場で演奏して、並外れた賞賛を受けている。
教育者として、彼女が指導した学生と楽団は、文化省、教育省、宣伝省などの音楽コンクールで「完金」を獲得した。例:文化部主催の文華芸術学校賞はで5重奏で「金賞」(1位)を受賞; 全国CCTV「雅士利杯」民族楽器コンクールでは金豈チームが「金賞」(1位)を受賞;教育省主催の第2回全国大学生芸術展演奏では小型合奏部門で最優秀賞(1位)を受賞;中国音楽金鐘賞全国民族楽器弾弾奏類コンクールでは金賞(1位)受賞)。
上海音楽学院民族室内楽学科の責任者として、彼女はその革新的な思考と能力をもって、この学科を国内トップの一流学科に築き上げ、「民族室内楽教学」は、高等教育最高賞であるー上海市教育功績“第一位”を獲得し、”民族室内楽“は、国家級一流学部課程の第一号を受賞した。併せて、金鐘賞、文華芸術院校賞、中央テレビ民俗音楽コンクールなどのさまざまなコンクールの審査員も務めている。
上海音楽学院 金豈楽団 プロフィール
「金豈民族室内楽アンサンブル」は2004年に設立され、胡登跳の「絹弦五重奏」伝統民族器楽集団の理念に基づいて発展した新しいアンサンブル形式である。 「金豈」は、「金豆(キンズ:金柑科の常緑低木)」が生い茂った山を意味し、「惊奇(驚き)」と同音異義語で、我国の民族楽器音楽の優れた音楽的才能が金と翡翠に満ちており、世界を驚かせることを意図している。
楽団メンバーは、上海音楽学院民族音楽科の大学院生、学部生、附属高校の優秀な生徒で構成している。楽器は柳琴、小阮、中阮、大阮などの最も特徴的で独創的な民族弾奏楽器を中心とし、主旋律の表現、伴奏の質感の背景、音のハイライトに重要な役割を果たしている。さらに、筝(琴に似た中国伝統楽器)や笛、二胡など、その他「歌の旋律」を表現するのに適した民族楽器を加え、中国の民族音楽の色彩をより豊かに表現している。
「金豈民族室内楽アンサンブル」は、発足早々に優れた成績を収め、業界を驚かせた。例えば、2005年に文化省主催の中国文化芸術政府賞と文華芸術院校賞金賞を受賞;2007 年年末、中国中央テレビ主催の第 1 回 CCTV 全国民族器楽音楽テレビグランプリにおいて、満点の「スーパー 100」を獲得し、「伝統アンサンブル」部門金賞を受賞など
このグループは近年、多くの大規模かつ重要な公演にも参加している。例:人民大会堂での国家政府招待音楽会、中央TVの「中秋月」音楽ナイトコンサート、2008年6月に開催された「璀璨(眩い)夜 – 金豈民族室内楽」単独コンサート兼アルバム出版採録。
2017年6月、上海大劇院で開催された「新国風‐龍の声」音楽会。2020年には全国芸術学院校民族室内楽サミットフォーラム及び中央音楽学院弾奏楽団とのオンライン交流・演奏。
同時に、グループは、「南韻・国色」新メディアコンサート、「伝統へ敬礼」シリーズなど、さまざまな音楽系大学高等教育プロジェクトや革新的な無形文化遺産プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。コンサートや公演を通じて国民音楽の豊かな多様性を実証し、無形文化遺産の継承と発展に重要な貢献をしている。
『人民音楽』(雑誌)は、「独創的な特色をもった弾奏楽団が、新たな発掘を行い、伝統的および現代的な音楽言語を表現する上でそのユニークな性能を実証している」、「実現可能な窓から民俗音楽の発展の新たな方向性を模索している」と評価。 新しい作品、新しい技術、新しい理念、金豈楽団は民俗音楽の新時代を創造し、その「交響的民族室内楽」という新しい理念は業界の羨望となっている。